極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う


 ……それから私たちは、その場に膝まづき無心になって祈り続けた。

 だけど不思議と辛くはなかった。目で見なくとも、この部屋が――そして、その外までもがたくさんの人の気配で満ちるのを……皆のこの世界を愛する気持ちが伝わってきたから。

 なんだか、ずっと。大きくて温かいものに包まれているような……そんな気持ちでいて。

――――――――――…………シ……………。
―――………リ。
――シーリ。

「「――シーリ、シーリ!」」

 名前を呼ぶ声が、する。

 私はうっすらと目を開ける。ずいぶん長く瞼を閉じていたせいか……それは中々、周りの光景を移しださない。
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