極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「君も私も、生き汚いという点では似ているね。聖王国ではどうも。色々と世話になった」
「……魔女が」
三角帽子を頭に乗せた、白髪白瞳のはぐれ魔女メナ。
本来魔帝国の中枢にいる正規の魔女たちとは違う……グレイル卿から借り受けたあぶれ者。彼女は私に従い、後ろ暗い仕事をいくつもこなしてみせたが……今になって。
いや、まだ交渉の余地はある……!
「グレイル卿に、私と手を切るよう進言したのはお前だな。……た、頼む! い、今からでも遅くはない。私を魔帝国に迎え入れるよう口利きしてくれ! 私は聖王国の重要な情報をいくつも知っている。あちらを出し抜くには、またとない人材だろう!」
恥もプライドもかなぐり捨て、地面を額で叩く。私にはまだ利用価値がある……そのことさえアピールできれば、この場はやりすごせる。
「ふふっ……どんな窮地に陥ろうと諦めないその精神はご立派。時が時ならば英雄にすらなれていたのかもね」
「おぉ……では! 魔帝国のために働かせてもらえるな⁉」
「……魔女が」
三角帽子を頭に乗せた、白髪白瞳のはぐれ魔女メナ。
本来魔帝国の中枢にいる正規の魔女たちとは違う……グレイル卿から借り受けたあぶれ者。彼女は私に従い、後ろ暗い仕事をいくつもこなしてみせたが……今になって。
いや、まだ交渉の余地はある……!
「グレイル卿に、私と手を切るよう進言したのはお前だな。……た、頼む! い、今からでも遅くはない。私を魔帝国に迎え入れるよう口利きしてくれ! 私は聖王国の重要な情報をいくつも知っている。あちらを出し抜くには、またとない人材だろう!」
恥もプライドもかなぐり捨て、地面を額で叩く。私にはまだ利用価値がある……そのことさえアピールできれば、この場はやりすごせる。
「ふふっ……どんな窮地に陥ろうと諦めないその精神はご立派。時が時ならば英雄にすらなれていたのかもね」
「おぉ……では! 魔帝国のために働かせてもらえるな⁉」