極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 絶叫しながら飛び跳ねて喜びを表すポピアを見ても、侍女たちは眉ひとつ動かさず微笑みを維持している、さすがプロ。

 しかし私は衣装のことなど全然わからないし、こだわりってほどのものもなぁ……。さすがにすべてを見て回る時間もないし、侍女の方々やポピアのアドバイスを受けつつ、着るものを絞っていく。

「ポピア様はあの、チャップ服飾用品店のご息女であらせられるのですね。さすがに素晴らしい知識をお持ちで、うちの若い者にも見習わせたいくらいですわ」
「えへへ~、そんなに褒めないでくださいよぉ」

 そんな会話を侍女長らしき人と交わしていたポピアはとっとと自分の分を決めてしまい、私が着けるものに注文をつけていく。オレンジ髪にサンライトイエローのドレスは中々にゴージャスで、細身かつ腰の位置が高い彼女のスタイルが栄えるなぁ。

 一方私はというと、されるがまま。

「白い髪とは珍しい。このところどころ差すように入った黒髪もまた、よいアクセントになっていてお綺麗ですわ。では……ドレスの方はやや主張を抑えめにした方がよろしいかしら」
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