極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
急ぎ過ぎだと断りたいところだけど、王妃様からのお達しとなればそうもいかない。私たちは、精進しますと半笑いでありがたくお受けするしかなかった。
「父上。では、あの件を……」
そこでデュリス殿下が爪先立ちになり、父である国王様にごにょっと囁きかける。王様はなんだか意地の悪そうな顔で何度も頷くと、殿下とアルベール様を交互に見た。
「ほう、息子たちにも春がのう――いやともかく、先程の昇級は国からの褒賞じゃ。妻を助けてもらった個人的な礼として、そなたらの願いをひとつ聞こうではないか。叶えられるかどうかはものによろうがな」
「「あ、ありがたく存じます!」」
そういえば、デュリス殿下からそういう話をされていたっけ。うーん、召使いにされるのもヤだけど……国王様自らに願い事を聞かれるというのも相当なプレッシャー……。
ポピアの方をちらりと見ると、彼女は眉を下げてこう囁いた。
(あたしは大して活躍してないし、下手にお金とかいただいてもなんだしね。後で王宮御用達のスイーツでも頂いて皆と食べよっかなと思ってる。シーリは後悔の無いようにしなよ、その権利があるもん)
「父上。では、あの件を……」
そこでデュリス殿下が爪先立ちになり、父である国王様にごにょっと囁きかける。王様はなんだか意地の悪そうな顔で何度も頷くと、殿下とアルベール様を交互に見た。
「ほう、息子たちにも春がのう――いやともかく、先程の昇級は国からの褒賞じゃ。妻を助けてもらった個人的な礼として、そなたらの願いをひとつ聞こうではないか。叶えられるかどうかはものによろうがな」
「「あ、ありがたく存じます!」」
そういえば、デュリス殿下からそういう話をされていたっけ。うーん、召使いにされるのもヤだけど……国王様自らに願い事を聞かれるというのも相当なプレッシャー……。
ポピアの方をちらりと見ると、彼女は眉を下げてこう囁いた。
(あたしは大して活躍してないし、下手にお金とかいただいてもなんだしね。後で王宮御用達のスイーツでも頂いて皆と食べよっかなと思ってる。シーリは後悔の無いようにしなよ、その権利があるもん)