極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
そこでいつか必ず、この身体を使わせてもらうけじめとして、彼女を母親に引き合わせてやろうと考えたんだ。
その後、幸運なことに私は聖女の力に目覚めることができ。
少し前、聖王国を揺るがす大事件の解決に携わったこともあり、聖王国に広く顔の効くアルベール様たちの協力を得られることになった。
そうした経緯で、過去の調査のためにもこうして一緒に里帰りをすることになったというわけ。
「前は君の育った街をしっかり見て回れなかったし、今回は僕も観光がてらゆっくり羽休めさせてもらおうかな」
「どうぞどうぞ。田舎だから、何もないところですけど……」
「あ~、そのことだが……。どうやらあのお婆さん、転んでもただじゃ起きない人みたいでね……」
「…………?」
「まあ、その内わかるよ」
彼が言葉を濁したのが、どうも気になる。
あの強欲婆さん――孤児院を我が物顔で支配していたシスター・ラミニが、またなにかやらかしたのだろうか?
私と交代で院に送られた世話係の人たちから何か連絡を受けたのか、面白がるように肩を竦めて見せたアルベール様。これは現地に付いてのお楽しみ、ということかな。
その後、幸運なことに私は聖女の力に目覚めることができ。
少し前、聖王国を揺るがす大事件の解決に携わったこともあり、聖王国に広く顔の効くアルベール様たちの協力を得られることになった。
そうした経緯で、過去の調査のためにもこうして一緒に里帰りをすることになったというわけ。
「前は君の育った街をしっかり見て回れなかったし、今回は僕も観光がてらゆっくり羽休めさせてもらおうかな」
「どうぞどうぞ。田舎だから、何もないところですけど……」
「あ~、そのことだが……。どうやらあのお婆さん、転んでもただじゃ起きない人みたいでね……」
「…………?」
「まあ、その内わかるよ」
彼が言葉を濁したのが、どうも気になる。
あの強欲婆さん――孤児院を我が物顔で支配していたシスター・ラミニが、またなにかやらかしたのだろうか?
私と交代で院に送られた世話係の人たちから何か連絡を受けたのか、面白がるように肩を竦めて見せたアルベール様。これは現地に付いてのお楽しみ、ということかな。