極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 あまりお仕事の邪魔をしてもなんだし……私たちは素直にお爺さんに別れを告げ、そのまま街道を進んでゆく。

 そして……その先で私が見たものとは――。

「はぁ~……噓でしょう⁉ あの業突く張り婆さんめ……」

【~紙の聖女シーリ・アンテノアを生んだ、聖なる街へようこそ!!~】

 私は盛大に頭を抱えた。

 ここでは見たことないくらい、大勢の観光客で賑わう街の入り口では。
 ストロベリーチョコみたいに派手なピンク色のアーチの上……デカデカと、白地の横断幕に金ぴかの文字で私の名前がアピールされていたのである。

 もう……最悪っ!
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