極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「あはは、似合いそう。私は――」

 シスター・ラミニのお世話でそれどころじゃなくって。なんて答えようとしたところで後ろでギイと扉が開く。

「おやおや……若いもんがふたりして、老人の悪口に花を咲かせてんじゃないだろうねぇ」

 まだ彼女のことは話題にすら出していないのに――そこには悪女の勘でも働いたか、唇をニヤリと歪めてこちらを威圧するシスター・ラミニが。

 でも……今は不思議と前ほどの恐ろしさが感じられない。以前は少しどなられただけでびくついていたものなのに。私もあれからちょっとは成長できたのかもしれないね。

「そりゃあ、十数年以上もさんざん扱き使われ続けたんですもの。ちょっとぐらい文句を言ったってかわいいものじゃありません?」

 気付けば自然と口から愚痴が出ていた。それを聞いたシスターは一瞬目を剥くと、なんと大笑いした。
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