極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「ヒャハハハハ! あのいじけた小娘が言うようになったじゃないか! ヒヒ……少々腹は立ったが、あれだけ儲けさせてくれたんだ、今回くらいは許してやるよ。もう老後の暮らしに困るこたぁないしね」
彼女はポケットから取り出したいくつもの金貨をジャラジャラと弄ぶ。
それを見て私と顔を見合わせたアルベール様が、呆れた顔で問いかけた。
「それで、何か用事ですか? あいにく僕ら若者は、老人の与太話に付き合う暇はないんです。それともなにか年寄りらしく、耳寄りな智慧でも授けてもらえるんですかね?」
「ったく、最近の若いもんは敬意が足んないねぇ。気に入らない相手だろうが、世間話のひとつやふたつ、黙って聞いてやるのが世渡りのコツってもんだろうに。ま、男にでも貢がせられそうなお前さんにゃ、あたしらみたいなもんの苦労は分からんだろうが……」
「っ……何が言いたいんです」
流石シスター・ラミニ。的確に嫌らしいところを突いて来る。普段温厚なアルベール様を怒らせるんだから大したものだ。
しかし彼女も喧嘩するつもりはないらしく、すぐに鼻を鳴らすと背中を向けた。
彼女はポケットから取り出したいくつもの金貨をジャラジャラと弄ぶ。
それを見て私と顔を見合わせたアルベール様が、呆れた顔で問いかけた。
「それで、何か用事ですか? あいにく僕ら若者は、老人の与太話に付き合う暇はないんです。それともなにか年寄りらしく、耳寄りな智慧でも授けてもらえるんですかね?」
「ったく、最近の若いもんは敬意が足んないねぇ。気に入らない相手だろうが、世間話のひとつやふたつ、黙って聞いてやるのが世渡りのコツってもんだろうに。ま、男にでも貢がせられそうなお前さんにゃ、あたしらみたいなもんの苦労は分からんだろうが……」
「っ……何が言いたいんです」
流石シスター・ラミニ。的確に嫌らしいところを突いて来る。普段温厚なアルベール様を怒らせるんだから大したものだ。
しかし彼女も喧嘩するつもりはないらしく、すぐに鼻を鳴らすと背中を向けた。