極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「ごめんね皆。また休みができたら顔を出すから」
「……ロロ、ねーちゃともっとあそびたかったのに~」
「それは私もだけどさ。無理言っちゃダメだよロロ、シーねえはこれから大事な聖女としてのお仕事があるんだから」

 最近物分かりがよくなってきたアミが、ロロを抱き上げ機嫌を取ってくれる。その成長が嬉しくもあり、寂しくもある中……私は今も仏頂面のここの唯一の男の子、リオンへとお願いした。

「リオン、何かあったらふたりのこと頼むわね。あ、でも……前みたいに無茶はしちゃダメだよ?」
「その頼み方がすでに矛盾してる思うけど。まあなんとかやるよ、姐さんこそ気を付けて。はぁ……ちゃんと見張っておいてくださいよアルベールさん。この人、自分の身の危険に関しちゃ本当疎いっていうか」
「わかってる。僕も側にいるし、あれからシーリもずっと強くなったんだ。心配はいらないよ」

 聖王国の騎士団長のその言葉に納得したのか、大人しくリオンは後ろに下がった。アミとロロが別れを惜しんでくれる中、(しゃが)れ声で愚痴を言うのは意外にも見送りに出て来てくれていたシスター・ラミニだった。

「ケッ……この聖王国もいったいどうなってんだか。こんなケツの青い若造や小娘の手でも借りんと、なにもできんのかね……」
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