極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 ただし、片手には酒瓶があり赤ら顔だ。一応聖職者っていうていで暮らしてるんだし、もうちょっとその辺り改めてよと思うけど……。きっと説教するだけ時間の無駄だね。

 そんな彼女の顔も、しばらくは見られない。そう思った私はちょっとした仕返しも兼ねて、お酒を口に含んだシスターに言ってやった。

「それじゃあ体、大事にね。()()()()()
「ぶふっ……!」

 すると予想通りシスターは盛大にそれを噴き出し、口を拭いながらこちらを憎々し気に睨みつけた。

「げほっ、げほっ……笑わせんじゃないよ小娘、気色悪い! あたしがいつあんたのババアになった! 老いぼれ扱いすんのも大概にしな、このバカタレが!」

 いぇ~い作戦大成功! 
 それに私は、お腹を抱えて大笑い。他の皆もそれぞれあらぬ方向を向いて、笑い出すのを堪えている。

「あはははははっ。それじゃあねーっ、皆!」

 ふふ……やっとシスターに自分で一泡吹かせてやったぞ。思い残すことはないって気分。
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