極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
魔物を退治した後のこと。
シスター・ラミニは取り戻した聖杖を手に私たちを聖堂へと引っ立て、烈火のごとく激怒した。そして彼女は魔物から教会を守り抜いたことをなかったことにして、王国の使者たるアルベール様の言葉にも耳を貸さず追い返そうとした。私も他の子たちを残して自分だけ聖都に行くなんて、と一度は諦めようとしたんだ……。
でも驚くことに、そこで猛反対してくれたのが、この場所に残されることになるリオンたちだった。彼らは老シスターの悪行を暴露すると、長年の感謝と共に私の背中を押してくれた。それを聞いたアルベール様はシスターの耳元で何かを囁き、たちまち譲歩を引き出したのだ。
よってその翌日、私は子どもたちの歓声とシスターの罵声を背中に受けながら、生まれ育った孤児院を大手を振って出発することになったのであった――。
◇
(ふふ……あのシスターの顔ったら)
「どうかしたかい?」
「いえ。シスターを説得してくれた時、なんて言ったのかなって」
シスター・ラミニは取り戻した聖杖を手に私たちを聖堂へと引っ立て、烈火のごとく激怒した。そして彼女は魔物から教会を守り抜いたことをなかったことにして、王国の使者たるアルベール様の言葉にも耳を貸さず追い返そうとした。私も他の子たちを残して自分だけ聖都に行くなんて、と一度は諦めようとしたんだ……。
でも驚くことに、そこで猛反対してくれたのが、この場所に残されることになるリオンたちだった。彼らは老シスターの悪行を暴露すると、長年の感謝と共に私の背中を押してくれた。それを聞いたアルベール様はシスターの耳元で何かを囁き、たちまち譲歩を引き出したのだ。
よってその翌日、私は子どもたちの歓声とシスターの罵声を背中に受けながら、生まれ育った孤児院を大手を振って出発することになったのであった――。
◇
(ふふ……あのシスターの顔ったら)
「どうかしたかい?」
「いえ。シスターを説得してくれた時、なんて言ったのかなって」