極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
こちらの質問を待つ間、アルベール様はここから見える生徒の街並みを簡単に説明してくれていた。聖都はあの辺境の街と違って色んな施設があるみたいだし、散歩のしがいもありそう。
それを余所に、つい思い出し笑いが止まらなくなった私があの時のことを尋ねてみると、アルベール様はそれはもう綺麗な笑顔で明かしてくれた――「残り少ない人生を、冷たい石の上で送りたいですか? ってね」と。
この顔でそう囁かれれば死神に言われたのと同じくらい効果覿面だったろう。ああ……なんだか本当にすっきりした。
教会に残された子供たちについても、彼が聖女会に掛け合って、新しい世話人を送ってくれることが決まっている。手紙も送るし、少し遠いけど気になったら自分から様子を見に行けばいい。これで心置きなく聖都での生活を満喫できそうだ。
さて、そうと決まれば今後のこと。聖女会の支えがあるとはいえ、私はこの街で今日からひとりだ。アルベール様のことも、肩書を考えるとそうそう頼れまい。
(自力でどうにかしていかなくちゃね……)
聖女会に入ると、大聖殿のどこかで寮生活を送ることになると聞いている。とはいえ、どんな毎日を送るにしろ、あの孤児院生活より大変ってこともなさそうだ。
それを余所に、つい思い出し笑いが止まらなくなった私があの時のことを尋ねてみると、アルベール様はそれはもう綺麗な笑顔で明かしてくれた――「残り少ない人生を、冷たい石の上で送りたいですか? ってね」と。
この顔でそう囁かれれば死神に言われたのと同じくらい効果覿面だったろう。ああ……なんだか本当にすっきりした。
教会に残された子供たちについても、彼が聖女会に掛け合って、新しい世話人を送ってくれることが決まっている。手紙も送るし、少し遠いけど気になったら自分から様子を見に行けばいい。これで心置きなく聖都での生活を満喫できそうだ。
さて、そうと決まれば今後のこと。聖女会の支えがあるとはいえ、私はこの街で今日からひとりだ。アルベール様のことも、肩書を考えるとそうそう頼れまい。
(自力でどうにかしていかなくちゃね……)
聖女会に入ると、大聖殿のどこかで寮生活を送ることになると聞いている。とはいえ、どんな毎日を送るにしろ、あの孤児院生活より大変ってこともなさそうだ。