極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
『どうして……メナが。代われるものなら、いくらでも代わってやるのに……』
『ロバート……』

 元々持っていた金髪と碧眼も次第に色素を失い、まるで人形のように痩せ細っていく彼女の儚く美しい姿に、ロバートは病室を出ると、しばしば堪え切れずに泣いた。
 そしてメナの方も……。

『ルイーゼさん……私がいなくなったら、兄をどうかお願い』
『ええ、わかってる……』

 死の恐怖に立ち向かいながら、それでも彼のことを案じるメナに私は誓った。たとえこの子が兄を置いて逝っても、必ず彼は私が支えると……。

 あまりにも浅はかで、何も分かっていなかったことを知らされたのは、そのひと月後。

(最近、ロバートが会ってくれない。大丈夫かしら……)
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