極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
静かに笑うメナの背中の向こうでは……。
王宮の一角が、煌々と燃え盛っていた。
◇
『メナ……あなたがこれをやったの?』
私は声を震わせながら辺りを見渡した。地下牢へと続く建物は半壊し、周囲には、多くの王国兵や騎士たちが倒れ伏している。
そんな中でひとり無傷で立つメナは、まるで悪びれた様子もなく私に告げる。
『当然でしょう。私を助けた兄に不当な判決を強い、命を奪おうとするこんなやつら、死んだ方がいい』
『やりすぎよ……!』
メナはこの短い期間の間に、特例で白薔薇級への昇級を果たすほどの大きな実績を立てていた。だが、その裏で少しずつ粗暴な言動や、国民に対しての配慮に欠ける行動が目立つようになったとも相談を受けていた。それが奪聖痕のせいなのかはわからない……。しかし、今の彼女は明らかに常軌を逸している。
王宮の一角が、煌々と燃え盛っていた。
◇
『メナ……あなたがこれをやったの?』
私は声を震わせながら辺りを見渡した。地下牢へと続く建物は半壊し、周囲には、多くの王国兵や騎士たちが倒れ伏している。
そんな中でひとり無傷で立つメナは、まるで悪びれた様子もなく私に告げる。
『当然でしょう。私を助けた兄に不当な判決を強い、命を奪おうとするこんなやつら、死んだ方がいい』
『やりすぎよ……!』
メナはこの短い期間の間に、特例で白薔薇級への昇級を果たすほどの大きな実績を立てていた。だが、その裏で少しずつ粗暴な言動や、国民に対しての配慮に欠ける行動が目立つようになったとも相談を受けていた。それが奪聖痕のせいなのかはわからない……。しかし、今の彼女は明らかに常軌を逸している。