極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「いいえ、彼女ならやってくれる。だから私は、信じることを止めない」
「……シーリ・アンテノアか」

 蔑むメナに対し、私は頑としてこの姿勢を崩さない。私たちにできなかったことをやってくれた彼女なら……すべてを託せる。
 
「勝手にしろ。あなただけには、私と一緒にその時を見届けてもらうよ」

 それだけ言い残すと、メナはこの場を去っていく。
 だが私は、その姿が消えこの場所が闇に包まれた後でも、両手を合わせ続けていた。

「どうか、あの子に救いを……」
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