極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「お返しになるか分からないけど、よかったら使って。紙製だけど強くしたから水に濡れても大丈夫」
「わー……綺麗」

 それは、純白の指輪だ。通常石が乗る台座の上には、ポピアを真似して金盞花をあしらった細工を付けておいた。強度マシマシで作っておいたから、多分そこらの金属よりよっぽど丈夫なはず。お守りくらいにはなるだろう。

「へへ……いいものもらっちゃった。一生の宝物にしちゃお~」
「そんな大袈裟な。とにかく、危ないことはしないで、ちゃんとミシェル班長の指示に従いなさいよね。多少の怪我は自分で治せるからって、無理はしないこと――」

 少し照れ気味に言う私を、今度はポピアの方から抱きしめて来た。
 
「うん、約束する。本当はあたしもついていって、怪我とか治してあげたいけど……でも多分、間抜けで足手まといになっちゃうし」
「その気持ちだけで嬉しい」

 大好きな親友の存在を身近に感じつつ、いつまでもこうしていてしまいそうなので私たちは身体を離し、お互いに笑い合った。
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