極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「それじゃ行ってくる」
「うん、出口まで送るよ」

 こうやっていつも通りの姿を見せてくれるポピアがいてくれるから、安心してここを出発できる。
 マントを着けさせてくれた彼女と一緒に大聖殿の出口まで向かうと……。

「シーリ、お前を待っていた」

 そこでが腕を組んで待つマール様の姿があった。



「……先日は済まなかった。自分でも、どうかしていたと思う」
「いえ、あんなことがあれば仕方ないですよ」

 ぺこりと頭を下げた彼女に、私は小さく首を振る。

 この間、金盞花の乙女ヴィーナの裏切りによりルイーゼ様が捕まったという一報を私に届けた後……彼女はしばらくその場で泣き崩れていた。
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