極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「後、これを持っていけ――」
マール様は、自身の胸元から金色のサンホワイトブローチを外すと、私に渡した。これがないと彼女が困るのではないかと思ったが、強引に押し付けられてしまう。
「私も、自らのトラウマと向き合うことで、新たな力に目覚めたようでな。それを込めた。持っていけ、きっとどこかで必ず役に立つ」
「……わかりました」
マール様が言うならそうなのだろう。お守りが増えたようでありがたく、私はお借りしたそれを、落とさないよう自前のブローチの隣に付けた。
「それじゃあ、そろそろ」
「ああ……頼んだぞ」
「シーリ、帰りを待ってるよ!」
見事に立ち直った様子のマール様と、明るい表情のポピアは……成功を疑うことなく送り出してくれる。湿っぽくない門出のおかげで、気持ちよく旅立てる。
マール様は、自身の胸元から金色のサンホワイトブローチを外すと、私に渡した。これがないと彼女が困るのではないかと思ったが、強引に押し付けられてしまう。
「私も、自らのトラウマと向き合うことで、新たな力に目覚めたようでな。それを込めた。持っていけ、きっとどこかで必ず役に立つ」
「……わかりました」
マール様が言うならそうなのだろう。お守りが増えたようでありがたく、私はお借りしたそれを、落とさないよう自前のブローチの隣に付けた。
「それじゃあ、そろそろ」
「ああ……頼んだぞ」
「シーリ、帰りを待ってるよ!」
見事に立ち直った様子のマール様と、明るい表情のポピアは……成功を疑うことなく送り出してくれる。湿っぽくない門出のおかげで、気持ちよく旅立てる。