極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
ただただ戦慄する私を眺め、アルベール様は一層愉快げに笑った。
「ははは、そんなんじゃこの先身が持たないよ。聖女会の本部には銀行施設があるから、そこに申し入れれば翌日から出金できるはずだ。必要なものはそれで揃え、ついでに街歩きでもして王都に慣れてくるといい」
「はぁ、わかりました」
以前いた田舎と違ってこちらはかなり暮らしやすそう。
不案内なのは少々心配だけど、同期で入る聖女もいるようだし、その内一緒に出歩ける友人も見つかるだろう。
しばし考えた後、これ以上アルベール様を引き留めるのもよくないと、私はお辞儀をした。
「ありがとうございます。なんとかやっていけると思います」
「うん。ではこの書状を持ってあの中央の建物へ。中で係の者が受付をしているから、そちらに話を聞くといい。後……そうだ」
彼は懐から手帳を出すと一筆したため、それを裂いて差し出し軽くウインクする。
「これは僕の連絡先だ。王宮勤めでちょっと手続きは面倒だけど、何か困ったら訪ねてくるといい。相談くらいなら乗ってあげられると思うからね」
「た、助かります! はぁ~、これで少し安心できる……」
「ははは、そんなんじゃこの先身が持たないよ。聖女会の本部には銀行施設があるから、そこに申し入れれば翌日から出金できるはずだ。必要なものはそれで揃え、ついでに街歩きでもして王都に慣れてくるといい」
「はぁ、わかりました」
以前いた田舎と違ってこちらはかなり暮らしやすそう。
不案内なのは少々心配だけど、同期で入る聖女もいるようだし、その内一緒に出歩ける友人も見つかるだろう。
しばし考えた後、これ以上アルベール様を引き留めるのもよくないと、私はお辞儀をした。
「ありがとうございます。なんとかやっていけると思います」
「うん。ではこの書状を持ってあの中央の建物へ。中で係の者が受付をしているから、そちらに話を聞くといい。後……そうだ」
彼は懐から手帳を出すと一筆したため、それを裂いて差し出し軽くウインクする。
「これは僕の連絡先だ。王宮勤めでちょっと手続きは面倒だけど、何か困ったら訪ねてくるといい。相談くらいなら乗ってあげられると思うからね」
「た、助かります! はぁ~、これで少し安心できる……」