極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
その思い切りのよさに目を丸くした私の手を、彼は強引に取ると、馬車へ乗り込む。
「君の役に立ちたかったのさ。大丈夫、騎士団には他にも優秀な人材がいくらでもいる……。そもそも戦争なんて止めてやれば、それで万事解決だろ?」
「そんな簡単なことじゃ……」
アルベール様は爽やかに笑うが、魔女帝たちがどういう状況に置かれているのかは、まだはっきりしていない。潜伏場所を確保したのちまた再度連絡すると言って以来、通信が途絶えてしまっている。
「どんなことになるかはわからないんですよ? ヴィーナ様やメナとは、間違いなく戦いになるかと思いますし」
金盞花の聖女ひとりに、新たな魔女帝となろうとするもの……そのふたりとの戦いは避けられない。聖騎士の彼にとっては、勝ち目の見えない敵に挑むことになる。
「でも、君は行くんだろ? だったら、僕は何を捨てても付いていく。ずっと前……そう誓ったからね」
「どういう意味です?」
「気にしないで。男の意地みたいなものだから」
「君の役に立ちたかったのさ。大丈夫、騎士団には他にも優秀な人材がいくらでもいる……。そもそも戦争なんて止めてやれば、それで万事解決だろ?」
「そんな簡単なことじゃ……」
アルベール様は爽やかに笑うが、魔女帝たちがどういう状況に置かれているのかは、まだはっきりしていない。潜伏場所を確保したのちまた再度連絡すると言って以来、通信が途絶えてしまっている。
「どんなことになるかはわからないんですよ? ヴィーナ様やメナとは、間違いなく戦いになるかと思いますし」
金盞花の聖女ひとりに、新たな魔女帝となろうとするもの……そのふたりとの戦いは避けられない。聖騎士の彼にとっては、勝ち目の見えない敵に挑むことになる。
「でも、君は行くんだろ? だったら、僕は何を捨てても付いていく。ずっと前……そう誓ったからね」
「どういう意味です?」
「気にしないで。男の意地みたいなものだから」