極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「国としての歴史は聖王国より浅いかもしれないけれど、やはり侮れない力を持っているよ、魔帝国は。できることなら、戦いたくはない相手だと思うね」
「そうですよね……」
話の方向が暗くなったのを気にしてか、それから彼は、魔帝国の国民の暮らし向きに話題を変えた。なんでも、土地柄かあまり農耕での生産力は高くないらしく、小麦やお米などは貴重品で、いも、豆などが主食なんだって。家畜もヤギやラマなんかが多くて、牛や馬は数が少ないらしい。
「う~ん……このまま西に進むにしても、どこかで移動手段は手に入れたかったんですが、馬が手に入りにくいのは困りましたね。私の奇跡で飛んでいきますか?」
「いや……さすがにそれだとどこかで帝国兵に見つかってしまうだろう。帝都へと直接つながる経路には、多くの監視兵がついていそうだし。大きく迂回するか、やはりここはどこかの街で、足になるような動物を手に入れたい」
少ないとはいえ、ちゃんとした街に付けば馬の一頭や二頭くらいは手に入るはず。そんなややアバウトな考えで私たちは、最初の目的地であるコルジェという街に向かう。
フードを目深に被り、姿を隠しているとはいえ少し不安だ。ここからも見える城塞には、真っ赤な帝国旗が何本も翻っている。怪しまれれば、あそこから即座に追手が送られてくるかもしれない。
「そうですよね……」
話の方向が暗くなったのを気にしてか、それから彼は、魔帝国の国民の暮らし向きに話題を変えた。なんでも、土地柄かあまり農耕での生産力は高くないらしく、小麦やお米などは貴重品で、いも、豆などが主食なんだって。家畜もヤギやラマなんかが多くて、牛や馬は数が少ないらしい。
「う~ん……このまま西に進むにしても、どこかで移動手段は手に入れたかったんですが、馬が手に入りにくいのは困りましたね。私の奇跡で飛んでいきますか?」
「いや……さすがにそれだとどこかで帝国兵に見つかってしまうだろう。帝都へと直接つながる経路には、多くの監視兵がついていそうだし。大きく迂回するか、やはりここはどこかの街で、足になるような動物を手に入れたい」
少ないとはいえ、ちゃんとした街に付けば馬の一頭や二頭くらいは手に入るはず。そんなややアバウトな考えで私たちは、最初の目的地であるコルジェという街に向かう。
フードを目深に被り、姿を隠しているとはいえ少し不安だ。ここからも見える城塞には、真っ赤な帝国旗が何本も翻っている。怪しまれれば、あそこから即座に追手が送られてくるかもしれない。