極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 アルベールさんにちょっとだけ手ほどきをしてもらう機会があって、その時剣の筋は悪くないと言われた。あなたみたいな騎士になるにはどうしたらいいのか聞いたら、彼は聖都の住み込みで働ける剣術道場を紹介してくれると言ってくれた。騎士団にも、そういうところで研鑽を積んで試験に合格した人が少なからずいるらしい。

 とはいえ……両親も行方知らずの俺には不可能ではないというくらいの狭き門。
 それでも、挑戦すると心に決めた。

「今年で俺は十二だから……後四年で聖都にいく。それまでは外で力仕事でもして金を貯めるかな。アミ、お前はどうする?」

 そこでロロが不安がってぎゅっと身体を寄せ、アミは苦笑した。

「あたしは……もう少しゆっくり決めるよ。この子が大きくなるまでは面倒みてあげたいし、今度新しい子たちも入ってくるらしいじゃない? 色んなことを覚えて将来ここで働くのもいいかもって思えてきた。ここだって姉さんが建ててくれた大事な場所だし、守る誰かが必要でしょ?」
「ま……そだな」
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