極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 でも……アミはまた違うみたいだ。

「いい年なんだし、食べ始めるのくらい皆と合わせたら? みっともないわよ」

 場がしんとした。がちゃんとテーブルを揺らして立ち、シスターを怒鳴りつけた彼女にびっくりして、俺もロロも体を固める。

 だが、シスターだけは動揺せず、皮肉げにその態度を嘲笑った。

「はん。このあたしがどうしてお前らみたいなちんちくりんに気を遣わないといけない? あたしはね、一生あたしの好きなように生きるのさ。ガキの指図なんか受けないよ」
「なら、一生そのガキ以下のマナーで周りから嗤われていればいいわよ。あたしたちにはシーリ姉さんっていう立派な見本があるもの。あなたには合わせない」
「あんだって……?」

 アミは真正面から言い返すと、しれっと「奇跡を(オーリア)」と――食事の祈りを捧げて静かに食べ始める。こいつが今まで表立ってシスターに反抗するようなこと、なかったのに……。
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