極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
孤児院では弟妹達の面倒を見る側だったし、リードされるのはなんだか新鮮。説明会の場所に辿り着くまではしっかりお世話になってしまおう。彼女に会えて、本当にラッキー。
◇
「ちゃんと案内できたでしょ? さっ、入ろ!」
「ん、ありがとう」
同期となるポピアという少女と出会い、その明るさと強引さにペースを握られされるがままでいたけど……正解だった。ややあってすぐに更衣室の扉が見え始め。中から女子たちの姦しい話声が聞こえてきて、とりあえずほっとする。
「失礼しま~す」と、軽く声をかけ更衣室に入室した私たちは、丁度空いていた入り口近くのロッカーの前に陣取る。支給された聖女の真新しい制服は、触れただけで上等なのが分かった。
「おー、これって最高級のシルクじゃん! あたしの見立てだと、一着三十金貨は下らないな。さっすが聖女、着るものまでお金かけてんだね~」
「うえっ」
三十金貨とか、下手をすれば孤児院での二月分の生活費だ。驚きで変な声が出てしまったのを聞きつけたか、今まで談笑していた一団の中心にいた少女がこちらを向いた。
◇
「ちゃんと案内できたでしょ? さっ、入ろ!」
「ん、ありがとう」
同期となるポピアという少女と出会い、その明るさと強引さにペースを握られされるがままでいたけど……正解だった。ややあってすぐに更衣室の扉が見え始め。中から女子たちの姦しい話声が聞こえてきて、とりあえずほっとする。
「失礼しま~す」と、軽く声をかけ更衣室に入室した私たちは、丁度空いていた入り口近くのロッカーの前に陣取る。支給された聖女の真新しい制服は、触れただけで上等なのが分かった。
「おー、これって最高級のシルクじゃん! あたしの見立てだと、一着三十金貨は下らないな。さっすが聖女、着るものまでお金かけてんだね~」
「うえっ」
三十金貨とか、下手をすれば孤児院での二月分の生活費だ。驚きで変な声が出てしまったのを聞きつけたか、今まで談笑していた一団の中心にいた少女がこちらを向いた。