極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 彼の手が、そこにかかっていた絵画に被さっていた覆いを外す。
 そうして現れたのは……。

「クラリス・ホルドキア。陛下の妹であり……俺の、そしてお前の……母が」

 部屋と同じように、私自身の時も止まったような気がした。

 ずっと探し求めて来た人が……ここにいた。
 目線が額縁に自然と吸い寄せられる。

 そこでは……ひとりの女性が。
 私と同じ白い髪をした『母』が、幸せそうに微笑んでいる――。
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