極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
40・合わさる真実①
わ・あ・あ・あ・あ――――。
「シーリ!」
駆け出した。脇目もふらず。
間に挟むテーブルや椅子になどぶち当たるのも気にせず、一直線に――。
喉から迸ったその叫びは……いったい、どちらのものだったのか。
気付けば、私はあの時と同じ黒い聖力を纏い、短い刃をその手に生み出していた。
――肖像が迫る。
壊れそうなくらい強く握り締めた腕を、私はあの時アンジェリカにしたのよりもっと激しく。
――振り下ろす。
「やめろ」