極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
ふたりはしばらく考え込むように目を閉じていた後、それぞれの見解を口にした。
「不思議な話ではあるが、少し納得した。赤子であった頃のそなたの髪は母と同じく真白で、瞳も銀に近かったからな……」
「そうか……こことは違う世界などというものが存在するのか。ふたりの名前がよく似た響きだったことも、何らかの関係があったのかもしれない。そしてそれでも……君は長い時間その身体を大事にして、ここまで生きて来てくれた。本当のシーリと同じように、俺たちにとっては大切な存在に違いない」
意外にも、ふたりは私の言ったことを疑わずに受け入れてくれた。不思議な力を持つ人たちが住む、こんな世界だからこその懐の深さなのかも知れなかった。
私は膝を折り、魔女帝の隣に座り込む。そうすると瑞々しい花々が、風に揺られて私の手を撫でる。
「クラリスさん――お母さんはてっきり、私をいらなくなったから捨てたものだと。でも……真実は私を助けるため、仕方のないことだったんですね」
「ああ。この国が平和であれば……ひょっとしたらクラリスもフレドも死ぬことなく、お前たちが元気に育つのを見守っていただろう。もし恨むなら、母ではなく余を恨むがよい」
「恨みません……!」
「不思議な話ではあるが、少し納得した。赤子であった頃のそなたの髪は母と同じく真白で、瞳も銀に近かったからな……」
「そうか……こことは違う世界などというものが存在するのか。ふたりの名前がよく似た響きだったことも、何らかの関係があったのかもしれない。そしてそれでも……君は長い時間その身体を大事にして、ここまで生きて来てくれた。本当のシーリと同じように、俺たちにとっては大切な存在に違いない」
意外にも、ふたりは私の言ったことを疑わずに受け入れてくれた。不思議な力を持つ人たちが住む、こんな世界だからこその懐の深さなのかも知れなかった。
私は膝を折り、魔女帝の隣に座り込む。そうすると瑞々しい花々が、風に揺られて私の手を撫でる。
「クラリスさん――お母さんはてっきり、私をいらなくなったから捨てたものだと。でも……真実は私を助けるため、仕方のないことだったんですね」
「ああ。この国が平和であれば……ひょっとしたらクラリスもフレドも死ぬことなく、お前たちが元気に育つのを見守っていただろう。もし恨むなら、母ではなく余を恨むがよい」
「恨みません……!」