極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
(僕はきっと、たったひとつの特別なものを見つけられた。これを幸せと言わず何と言おう)

 自分よりも、誰かの幸せを一番に願えること。そんな純粋な気持ちを自分が持つことができるなんて、思いもしなかった。

 今僕の胸中を言葉で表すならば、たったの一言。
 シーリに早く会いたい――その想いは、まるで風に乗ったように僕の足を速めさせた。
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