極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「待って! なら勝負です……私とあなたで!」
「なんだって……?」
周りの視線がこちらに降り注ぎ、ぶわっと顔に血が昇るような恥ずかしさを感じつつも、なお私は言い募った。
「ヴィーナ……あなたが勝ったなら、私を捕まえようがメナに引き渡そうが構いません。今回の罪だってなるべく減じてもらえるよう、聖王国に交渉だってしてみせます。アルベール様だって、恋人にするなり夫にするなり好きにしたらいいでしょう。でも、私が勝ったら……あなたは大人しく聖王国に帰還して裁きを受けてください!」
私は自らの意志を示すよう、奇跡で生み出した一枚のカードに交渉の内容と自らのサインを綴り、ヴィーナへと投げ渡す。すると彼女は――。
「ふ~ん……面白いじゃないか。お前に勝てば、アタシは大手を振って男連れで聖王国に帰れるってわけかい」
「ちょ、ちょっと。本人の意向を無視して話し合うのは」
「「ちょっと黙っていてください(黙っててもらおうか)」」
アルベール様の文句はふたりでぴしゃりと止める。
「なんだって……?」
周りの視線がこちらに降り注ぎ、ぶわっと顔に血が昇るような恥ずかしさを感じつつも、なお私は言い募った。
「ヴィーナ……あなたが勝ったなら、私を捕まえようがメナに引き渡そうが構いません。今回の罪だってなるべく減じてもらえるよう、聖王国に交渉だってしてみせます。アルベール様だって、恋人にするなり夫にするなり好きにしたらいいでしょう。でも、私が勝ったら……あなたは大人しく聖王国に帰還して裁きを受けてください!」
私は自らの意志を示すよう、奇跡で生み出した一枚のカードに交渉の内容と自らのサインを綴り、ヴィーナへと投げ渡す。すると彼女は――。
「ふ~ん……面白いじゃないか。お前に勝てば、アタシは大手を振って男連れで聖王国に帰れるってわけかい」
「ちょ、ちょっと。本人の意向を無視して話し合うのは」
「「ちょっと黙っていてください(黙っててもらおうか)」」
アルベール様の文句はふたりでぴしゃりと止める。