極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
不可解なことに、相手方はこちらの勢いに敵わないと見るや、どんどん正規軍に投降し白旗を振りだしたのだ。
そしたなんたることか……こちらが辿り着く前に城門はすでに開かれていた。
まるで、こうなることが分かっていたというように……。
以降大した抵抗に遭うこともなく……。私たちはやすやすと帝都内に侵入し、今こうして月映宮を目指している――のだけれども。
「捕虜から聞いた話によると、予め俺たちの攻撃が本格化する前に降伏を行うと事前に決められていたようでな」
「どういうことだ……? それじゃ、この反乱は形だけのものだったってことか?」
「……少なくとも、やつらにとって予定調和なのは間違いなきこと。我々を軍では止められぬと見越し、自分の手でまとめて排除するつもりなのかもしれぬ」
その違和感を気にしたラエル兄さんがこぼすと……アルベール様の疑問には、深く思慮を巡らせた魔女帝が呟き返す。
にしても、帝都奪還劇の決着が早期についたのは、思ってもみない幸運だった。
ここでの勝敗が決まったことで、たった今聖王国への侵攻を止めるよう使いが出され……これで一番の懸念事項だった二国間の戦争を止められる見込みとなったからだ。
そしたなんたることか……こちらが辿り着く前に城門はすでに開かれていた。
まるで、こうなることが分かっていたというように……。
以降大した抵抗に遭うこともなく……。私たちはやすやすと帝都内に侵入し、今こうして月映宮を目指している――のだけれども。
「捕虜から聞いた話によると、予め俺たちの攻撃が本格化する前に降伏を行うと事前に決められていたようでな」
「どういうことだ……? それじゃ、この反乱は形だけのものだったってことか?」
「……少なくとも、やつらにとって予定調和なのは間違いなきこと。我々を軍では止められぬと見越し、自分の手でまとめて排除するつもりなのかもしれぬ」
その違和感を気にしたラエル兄さんがこぼすと……アルベール様の疑問には、深く思慮を巡らせた魔女帝が呟き返す。
にしても、帝都奪還劇の決着が早期についたのは、思ってもみない幸運だった。
ここでの勝敗が決まったことで、たった今聖王国への侵攻を止めるよう使いが出され……これで一番の懸念事項だった二国間の戦争を止められる見込みとなったからだ。