極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
一般の魔女たちとは明らかに趣きの異なる、紅蒼の衣装をそれぞれまとう女性たち。ふたりは、明らかに只者ではない威圧感を備えている。
「いえ、滅相もない……。陛下はこちらをお通りいただいて構いません」
「ただし――他のお三方は、ここでお引き取りを」
冷ややかな表情で追いついた私たちを見つめる魔女たちに、ラエル兄さんが苦々しい口調で迫った。
「魔帝国で陛下に次ぐ権力を持つ、王佐の才人たちが何のつもりだ。二百余年に続きこの国を支えてきたあなたたちが、今、メナの軍門に下り、俺たちを敵に回すのか!」
「余からも問おう。魔女帝になって十数年、よく仕えてくれたそなたたちがここに来て、どういう風の吹き回しかや? エクレ、トルテ」
魔女帝が送った視線からすれば、紅衣で長髪の魔女がエクレ、蒼衣で短髪の方がトルテと言う魔女らしいが……見た目では、成人を迎えていない少女たちとしか思えない。
いくら奇跡や魔法のような力がある世界だと言っても……人体の寿命を越えて生き永らえることなんて、どうやったら可能なの……?
「いえ、滅相もない……。陛下はこちらをお通りいただいて構いません」
「ただし――他のお三方は、ここでお引き取りを」
冷ややかな表情で追いついた私たちを見つめる魔女たちに、ラエル兄さんが苦々しい口調で迫った。
「魔帝国で陛下に次ぐ権力を持つ、王佐の才人たちが何のつもりだ。二百余年に続きこの国を支えてきたあなたたちが、今、メナの軍門に下り、俺たちを敵に回すのか!」
「余からも問おう。魔女帝になって十数年、よく仕えてくれたそなたたちがここに来て、どういう風の吹き回しかや? エクレ、トルテ」
魔女帝が送った視線からすれば、紅衣で長髪の魔女がエクレ、蒼衣で短髪の方がトルテと言う魔女らしいが……見た目では、成人を迎えていない少女たちとしか思えない。
いくら奇跡や魔法のような力がある世界だと言っても……人体の寿命を越えて生き永らえることなんて、どうやったら可能なの……?