極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
ミシェル先輩は額をつんと弾いて私を嗜め、身を返す。
それに従う前に、私は向こう空を振り返ると、大きく両手を左右に振った。
(シーリ、早く帰って来てよ! あなたがいる……。それだけでこの先もずっと楽しい毎日が待ってるって、あたしそう思えるんだから――)
◇(デュリス視点)
数百年に一度起きるかどうかの由々しき事態、魔帝国との戦争。
それに際し……軍の士気は高いとはいえない。当然だ……長年隣国との戦いを経験してこなかった兵士たちからすれば、それはいきなり降って湧いた天災のようなもの。こうやって国境線で指揮官たちの指示に従いながらも、実際は誰しもが逃げ出したい気持ちでいっぱいだろう。
そんな中で……オレ。この聖王国にあって継承権の一位を有するデュリス・ソラス・ランシルエルトは――。
それに従う前に、私は向こう空を振り返ると、大きく両手を左右に振った。
(シーリ、早く帰って来てよ! あなたがいる……。それだけでこの先もずっと楽しい毎日が待ってるって、あたしそう思えるんだから――)
◇(デュリス視点)
数百年に一度起きるかどうかの由々しき事態、魔帝国との戦争。
それに際し……軍の士気は高いとはいえない。当然だ……長年隣国との戦いを経験してこなかった兵士たちからすれば、それはいきなり降って湧いた天災のようなもの。こうやって国境線で指揮官たちの指示に従いながらも、実際は誰しもが逃げ出したい気持ちでいっぱいだろう。
そんな中で……オレ。この聖王国にあって継承権の一位を有するデュリス・ソラス・ランシルエルトは――。