極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「そこのお前……ポピアだったか? 少し話を聞かせろ」
「あっ……! 王太子殿下……このようなところでお迎えの準備もできず、失礼をいたしまして――」
「よいよい……お前たちの作業の邪魔をしに来たのではないのでな、他の者は続けてよいぞ。しかし……どうしてお前たちまでこのようなことを? 戦争を前に、戦力として重要なお前たちがいたずらに身体を疲れさせるのは、指揮官のひとりとして許可できんぞ?」
オレのそんな疑問に対し、前はずいぶん委縮していた気がするポピアは……遜るでもなく胸を張ってにっこりと笑った。
「王太子殿下……。恐れながら、ここに居る誰しもが、戦争などという恐ろしい事態に立ち会ったことがございません。どうすればいいのか分からない者がほとんどなのです。そしてそれは聖女たちも同然。大きな力を宿すとはいえ、所詮かよわき乙女たちの集まりですから」
「ああ……それはそうだろうな」
周りを見渡し言うポピアの言葉はもっともだ。兵士として長い経歴を持つ者でもせいぜい、ならず者の捕縛や小規模な魔物騒ぎ、稀に起こる小領地の小競り合いくらいにしか参加したことがなかろう。だからこそ、その不安を拭わせるために厳しい模擬戦でもやらせてみるかと思っていたのだが……。
「あっ……! 王太子殿下……このようなところでお迎えの準備もできず、失礼をいたしまして――」
「よいよい……お前たちの作業の邪魔をしに来たのではないのでな、他の者は続けてよいぞ。しかし……どうしてお前たちまでこのようなことを? 戦争を前に、戦力として重要なお前たちがいたずらに身体を疲れさせるのは、指揮官のひとりとして許可できんぞ?」
オレのそんな疑問に対し、前はずいぶん委縮していた気がするポピアは……遜るでもなく胸を張ってにっこりと笑った。
「王太子殿下……。恐れながら、ここに居る誰しもが、戦争などという恐ろしい事態に立ち会ったことがございません。どうすればいいのか分からない者がほとんどなのです。そしてそれは聖女たちも同然。大きな力を宿すとはいえ、所詮かよわき乙女たちの集まりですから」
「ああ……それはそうだろうな」
周りを見渡し言うポピアの言葉はもっともだ。兵士として長い経歴を持つ者でもせいぜい、ならず者の捕縛や小規模な魔物騒ぎ、稀に起こる小領地の小競り合いくらいにしか参加したことがなかろう。だからこそ、その不安を拭わせるために厳しい模擬戦でもやらせてみるかと思っていたのだが……。