極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
なればこそ、この先の生きる子孫の膨大な未来が苦しみに塗れぬため、命を懸ける。国を守るとは、そういうことだ。
「でも……私たちは、きっとそこまでの強い気持ちを持つことなく生きて来れました。だから、相手が攻めてきても、きっとうまく戦えない。隣の仲間が傷付いているのに見捨てて、逃げ出してしまうかもしれない。そんな心の重みに耐えきれる人なんて、多くはありません」
オレは黙ってうなずいた。事実、ここに揃った者たちは、どうして俺たちはこんなに運が悪いんだという顔ばかりしている。戦いに際しての逃亡兵もかなり多い。誰もが責任を他へ押し付けたいのだ……恥ずかしいと心の中では思っていながらも。
「でも……そんな人たちに少しだけでも、この国で守るべき人たちと一緒に暮らしてるんだってことを思い出して欲しくって」
周りの兵士たちを案じるように見渡すと、ポピアは微笑んだ。
「誰しもがひとりで生きていません。なら少しでも私たちと一緒に居ることで、子供や奥さん、家族と居る時のことを思い出せればと思って。へへ……要はこんな可愛い女の子たちを矢面に立たせるんだし、あなたたちもしっかりやってくださいよってメッセージなんです。それを班の会議で上げてみたら――どうせなら皆で、ってことになって」
「でも……私たちは、きっとそこまでの強い気持ちを持つことなく生きて来れました。だから、相手が攻めてきても、きっとうまく戦えない。隣の仲間が傷付いているのに見捨てて、逃げ出してしまうかもしれない。そんな心の重みに耐えきれる人なんて、多くはありません」
オレは黙ってうなずいた。事実、ここに揃った者たちは、どうして俺たちはこんなに運が悪いんだという顔ばかりしている。戦いに際しての逃亡兵もかなり多い。誰もが責任を他へ押し付けたいのだ……恥ずかしいと心の中では思っていながらも。
「でも……そんな人たちに少しだけでも、この国で守るべき人たちと一緒に暮らしてるんだってことを思い出して欲しくって」
周りの兵士たちを案じるように見渡すと、ポピアは微笑んだ。
「誰しもがひとりで生きていません。なら少しでも私たちと一緒に居ることで、子供や奥さん、家族と居る時のことを思い出せればと思って。へへ……要はこんな可愛い女の子たちを矢面に立たせるんだし、あなたたちもしっかりやってくださいよってメッセージなんです。それを班の会議で上げてみたら――どうせなら皆で、ってことになって」