極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「どっちを料理したい? 好きな方を選んでいいよ」
「ならば、鳥の方は貴様がやれ。王族に蛇なんて食わせれば、後でどんなケチを付けられるかわからん」
「お気遣いどうも。さ……やるか」

 僕は、その場から右手の砕けた柱上へと跳躍。隠し持っていた短剣を投げ放つ。傷は与えられないが、孔雀(エクレ)の注意がこちらに向いた。

「さて……本当に魔女の下位互換か、試してもらおう」

 同時に大蛇(トルテ)を縫い留めるようにラエルが異様な気配を放ち、重たい声を発した。
 あちらもわずかに顔色を変え、警戒を示す。

「……軍団長め。そういえば貴様……悪魔憑きであったか」
「その言われ方は心外だが……。まあ、並みの魔法騎士との違い……とくと味わえ」

 へえ……。魔力を高めたラエルの姿が、徐々に人外へと変わってゆく。
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