極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 一度で仕留めようとしてはいけない。幾多の相手への攻撃の中に紛れ込ませ、本命を――。

 孔雀が連続して、燃え盛る羽や嘴から炎の球を放つも、僕はそれをすり抜け相手の周り舞い続ける。
 そして母上から授かった奇跡――対象を定める力ではここで遺憾なく力を発揮してくれ、やつの力の集まる場所……致命的な弱点部位を僕の目に晒し出す。

「そこだっ!」
「ク⁉ なぜっ……!」

 孔雀が驚きに硬直し、こちらの狙いを察する。
 だがもう遅い……今まで培った鍛錬の成果が、それよりも早く。
 自然と切っ先をそこ――喉元にある、長杖に嵌められていた宝玉へと誘う……!

 ――カシュンッ!

 さすがに、膨大な魔力の集中した場所は堅かった。
 だが、体内から全ての聖力を絞り出すと、それは軽い音を立てて貫かれ……。
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