極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「やめっ……ク――アァァァァァッ……‼」
 
 砕けると、化け物の身体に凝縮されていた魔力が、強い光を放ち爆発。僕が後方に吹き飛ばされながらもなんとか着地すると、孔雀は見る見るうちに縮み、失神したひとりの魔女に戻っていった。

「ふう……なんとかなったな。さて……ラエル! 彼女らの弱点は首元の宝玉――」
「グエェェェッ!」
「あら……?」

 ――ズドォォォォン……。

 巨岩でも落ちたような音を立て、身体中を切り裂かれた大蛇が倒れ伏す。
 その姿が徐々に縮んでゆき、その陰から身体中を傷だらけにしたラエルが現れる。

「……どうやって倒したんだい?」
「…………? わけのわからん化け物だ。斬って叩いた。それ以外に方法があったのか?」
「グ……ゥ……まさか魔法騎士風情に……」
「魔力が切れるまでぶっ叩いたのか……恐ろしいやつだな」
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