極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「そこまで無理をすると、本当に死にかけないよ。ただでさえ、あの籠により君は力を毎日吸い取られ続けていたんだから」
「はぁ、はぁ……関係、ないわ」

 彼女はすでに相当に疲弊している。あんな状態で、次の攻撃が本当に行えるの……?
 そう思ったけれど、彼女は立ち上がるなりメナを睨みつける。

「わからないのよ……私がどこかで、ロバートを止めていればよかった? それとも、聖王国を敵に回してでも、彼とあなたを連れ出して、どこかに逃げていればよかったの? 私だって、全部元に戻せるものなら戻したいわよ! でも、それはきっと叶わない……形が真似できても、彼の心は……私とあなたを大切にしてくれたその想いまで、再現できるはずはないもの」
「……うるさいな」

 ルイーゼ様の言葉はある種の核心をついたのか、メナの表情が大きく歪む。
 だがそれは一瞬で、彼女は大きく手を広げた。

「だとしたら、私はそれすらも拾い集めて見せるよ。何度同じことを繰り返して、この世界から溢れ出るほどの魂を犠牲にしてでも。さあ、そろそろ終わりにしよう……。正直待ちきれないんだ……また兄さんと出会えるのが」
(ううっ……怖いよ。逃げ出したい……っ)
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