極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 彼らは、体外に聖力や魔力を出す術が得意じゃない。
 私たちよりずっと虚無に対する抵抗力は低いのに……そんなことをしたら。

「……う、く? メナの目論見は……やはり、防げなかったか」
「……これは、いったい」
「すみませんが、手伝ってください! メナに虚無の魔力を操り攻撃されています!」

 起き出して来た魔女帝やルイーゼ様も即座に防御に手を貸してくれる。
 ただ……それでもこの状況を打ち破るには、力が全然足りない。

(そうだ……。さっきみたいに聖魔の力を、同時に使えば……)

 闇の魔力は、虚無の魔力に呑み込まれて効果を成さないかもしれない。
 でも……さっき聖力と同時に使った時、制御できないほどの凄まじい力となった。
 あれを、うまく使えれば――。

「く……っ。どうにか……」
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