極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
◇
皆しばらくの間……ぼんやりと空を見上げては、不安そうな呼吸を繰り返していたけど。
ある時、魔女帝がツカツカとラエル兄さんのもとに歩いていき、ダスクムーンのペンダントをひっ掴む――そして大声。
「決着じゃ‼ 誰が何と言おうと、我々は運命に勝利した! さあ、皆の者……新たな未来に向けて動くまえに、祝杯を! 国を挙げ、宴の準備を行おうぞ!」
遅れて、わっ――と歓声。
あたりに華やかな雰囲気が溢れ出す中、私はふっと気が抜けて後ろに倒れ込み……。
「ご苦労様でした」
「あ……どうも」
後ろから抱き留めてくれたアルベール様の顔を頭の上に見上げ、ぼそりと呟いた。
「はぁ~……。なんだか……終わったという実感が湧かないです。でも……」
皆しばらくの間……ぼんやりと空を見上げては、不安そうな呼吸を繰り返していたけど。
ある時、魔女帝がツカツカとラエル兄さんのもとに歩いていき、ダスクムーンのペンダントをひっ掴む――そして大声。
「決着じゃ‼ 誰が何と言おうと、我々は運命に勝利した! さあ、皆の者……新たな未来に向けて動くまえに、祝杯を! 国を挙げ、宴の準備を行おうぞ!」
遅れて、わっ――と歓声。
あたりに華やかな雰囲気が溢れ出す中、私はふっと気が抜けて後ろに倒れ込み……。
「ご苦労様でした」
「あ……どうも」
後ろから抱き留めてくれたアルベール様の顔を頭の上に見上げ、ぼそりと呟いた。
「はぁ~……。なんだか……終わったという実感が湧かないです。でも……」