極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「み……水ぅ……おくれぇ」
「ペーレ室長⁉ た、大変……」
助け起こすと、からからの唇でそう唸った彼女を荷車に放り込み、水汲み場へと直行。
そうして――。
「……っぷはー! た、助かったー! いやぁ、死ぬとこだった。川の対岸でお婆ちゃんがおやつ籠を提げ手を振っていてね」
「笑い事じゃないですよ……」
ひしゃくをコップ代わりに嬉々として臨死体験を語るのは……ランシルエルト法具開発研究所室長にして我が上司、白薔薇の聖女ペーレさん。彼女をを隣に、私は水汲み場のベンチで大きな溜め息を吐いた。
「どうしてあんなところで行き倒れて?」
「いやぁ……新しい法具の開発が佳境で止められなくてね。そしたらいつの間にか、戦争騒ぎで聖女たちが減って聖筒づくりのノルマは終わらないわ、特製エナジードリンクは在庫が尽きるわ……。連日徹夜で寝る暇もなかったんだ」
こんな非常時でも並行して自分の研究を進めているなんて。
「ペーレ室長⁉ た、大変……」
助け起こすと、からからの唇でそう唸った彼女を荷車に放り込み、水汲み場へと直行。
そうして――。
「……っぷはー! た、助かったー! いやぁ、死ぬとこだった。川の対岸でお婆ちゃんがおやつ籠を提げ手を振っていてね」
「笑い事じゃないですよ……」
ひしゃくをコップ代わりに嬉々として臨死体験を語るのは……ランシルエルト法具開発研究所室長にして我が上司、白薔薇の聖女ペーレさん。彼女をを隣に、私は水汲み場のベンチで大きな溜め息を吐いた。
「どうしてあんなところで行き倒れて?」
「いやぁ……新しい法具の開発が佳境で止められなくてね。そしたらいつの間にか、戦争騒ぎで聖女たちが減って聖筒づくりのノルマは終わらないわ、特製エナジードリンクは在庫が尽きるわ……。連日徹夜で寝る暇もなかったんだ」
こんな非常時でも並行して自分の研究を進めているなんて。