極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
その科学者魂には頭が下がるけれど……。
「迷惑をかけられる方の身にもなってください。今は代わりもいないんですよ」
「ご忠告痛み入るよ……う~ん、よく寝た。さ、他にも脱水症状で倒れている人間がいたし、この水を持ち帰ってまた特製ドリンクをたんまりと拵えないと。次のレシピは自信があるんだ……きっと皆三日三晩頭がギンギンに冴えまくるぞぅ」
伸びをした後怪しいうふうふ笑いを漏らす懲りない彼女を前に、あえて私はそれ以上追求せず、代わりに別のことを訪ねた。
「室長は……どうしてこんな時にまで頑張ろうとなさるんです? その……研究が楽しいのはわかりますけど」
「ん~?」
一応彼女は上司だ。言いかけた言葉の先があまりにも失礼で、私は口を噤んだ。
だけど……。
「あー……つまりなんだね? 前線で他の聖女が命を張っているから、我々も――なんて真っ当な義務感が私には備わっているはずがない! そんなの似合わない! と……。ったく正直者、このこのっ」
「そ……そんなことは……」
「迷惑をかけられる方の身にもなってください。今は代わりもいないんですよ」
「ご忠告痛み入るよ……う~ん、よく寝た。さ、他にも脱水症状で倒れている人間がいたし、この水を持ち帰ってまた特製ドリンクをたんまりと拵えないと。次のレシピは自信があるんだ……きっと皆三日三晩頭がギンギンに冴えまくるぞぅ」
伸びをした後怪しいうふうふ笑いを漏らす懲りない彼女を前に、あえて私はそれ以上追求せず、代わりに別のことを訪ねた。
「室長は……どうしてこんな時にまで頑張ろうとなさるんです? その……研究が楽しいのはわかりますけど」
「ん~?」
一応彼女は上司だ。言いかけた言葉の先があまりにも失礼で、私は口を噤んだ。
だけど……。
「あー……つまりなんだね? 前線で他の聖女が命を張っているから、我々も――なんて真っ当な義務感が私には備わっているはずがない! そんなの似合わない! と……。ったく正直者、このこのっ」
「そ……そんなことは……」