極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 そこで……気を抜くと愚痴をぶつけてしまいそうになっていた私の心を、肩にぽんと乗った手のひらが鎮めてくれた。

「ごめんね、間に合わせることができなくて。でも……こんな私でも、今後なるべくティオの花を有効活用することで、お母上の功績はこの世に残していけたらと思ってる。それが少しでも君への慰めになるといいんだけれど……。なんて、柄にもないか」
「…………いえ。私こそ、母に何もしてあげられませんでしたから」

 いつもの声色の中に紛れた、深い思慮にやっと思い至る。
 
 もしかしたら、この人はそのことをずっと気に病んでいて、こんな話をしてくれたのだろうか。母をただ看取ることしかできなかった私に、誰かを責める資格なんて、あるはずないのに。

 恥ずかしい――。

「ここから……」
「ん……?」

 唐突に、区切りをつけたくなった。
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