極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 これまでの自分とさよならして……シーリさんたちや室長、仲間として迎えてくれた他の聖女たちと一緒に、誰かの幸せのために力を尽くしていけるように。

 母に、この力をもらえたことを心の底から感謝できるように。

「私も……なれるでしょうか。お母さんや、私を助けてくれた人たちみたいに……」
「さあね」

 そんな私の質問に彼女は素っ気無い返事で返す。
 けれど室長は立ち上がると、振り向いて笑いこう尋ねた。 

「誰かに無理だと言われたら、大人しく諦めるかい?」
「――いいえ」

 答えは、もちろんノー。
 そろそろ私は、自分の生き方を何かや誰かのせいにするのを卒業しなきゃ。

 足にぐっと力を入れて、その場から立ち上がると……。
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