極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 家の中に入ると着替えてシャワーを浴び、私は適当な鼻歌混じりに昼食を作り始める。

 取れたてのコーン、ベーコンをチーズと卵でふわっと包んだ熱々オムレツに、トッピングはたっぷりの自家製ケチャップ。

 後はこれも同じく畑で栽培した新鮮野菜のフレッシュサラダを添えて、と……。
 質素でも十分贅沢な食卓だ。なんせ、自分が育てたっていう達成感がこれでもかってまぶしてあるんだから。

 とはいえたまには他の人が作った食事も食べたくなる。またその内街にお出掛けしようと、完成品を並べながら手書きのカレンダーとにらめっこしていると……。

「お待たせ――」

 玄関の扉が開き、すらりと背の高い人影が入り込む。

「ごめん、ちょっと今日は面倒な捕り物があってね。これ、お土産」
「わぁ……おいしそう。それじゃ、お昼にしましょうか」
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