極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
その後は魔女帝にあることをお願いした後……お力を借りて、聖王国とは比較的関わりのない国にも入国していった。
世界は広い……色んな国を巡るとそこにも私たち聖女や、魔女なんかと似た特殊な力を持つ人がいてね。この世界の異変に気付いていた彼女たちとひと悶着あったりもしたんだ……。
なんとか説得し、来たるべき日に協力を仰ごうとしたけれど、彼女たちは運命に抗うつもりはないと、干渉はしない代わりにこちらへ手を貸すことも拒んだ。この世界に終わりが来るのなら、それを自然に受け入れたい……そういう人たちの気持ちまで変えることは叶わなくて。
それでも、この一大事に立ち向かおうとするたくさんの人たちと意思疎通を交わしながら――意外とばたばたとしたそんな旅路の中。
男女ふたりだけの長旅の合間にロマンティックなイベントがあったのかというと。
――あはは、そんなわけないない。
ゼロ――皆無でした。こうして世界の危機を乗り越えた今でも目の前では、穏やかに笑う彼の顔があるだけで。一緒に暮らしご飯を食べて、たまに一緒に街に遊びに出掛ける。そんな生活の中に甘酸っぱい恋人同士の時間は一切含まれていない。
世界は広い……色んな国を巡るとそこにも私たち聖女や、魔女なんかと似た特殊な力を持つ人がいてね。この世界の異変に気付いていた彼女たちとひと悶着あったりもしたんだ……。
なんとか説得し、来たるべき日に協力を仰ごうとしたけれど、彼女たちは運命に抗うつもりはないと、干渉はしない代わりにこちらへ手を貸すことも拒んだ。この世界に終わりが来るのなら、それを自然に受け入れたい……そういう人たちの気持ちまで変えることは叶わなくて。
それでも、この一大事に立ち向かおうとするたくさんの人たちと意思疎通を交わしながら――意外とばたばたとしたそんな旅路の中。
男女ふたりだけの長旅の合間にロマンティックなイベントがあったのかというと。
――あはは、そんなわけないない。
ゼロ――皆無でした。こうして世界の危機を乗り越えた今でも目の前では、穏やかに笑う彼の顔があるだけで。一緒に暮らしご飯を食べて、たまに一緒に街に遊びに出掛ける。そんな生活の中に甘酸っぱい恋人同士の時間は一切含まれていない。