極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
それにより虚無の在処から出現させていた黒い月の座標を修正し、殻の外へ力を照射、トンネルとこちらの間にまたがる虚無に穴を開ける。
ルシエさんの話によるとトンネルの内部には何もないが、そこは殻に包まれた空間同士、世界の内側と同じ性質を持ち合わせているとのこと。泡と同じでくっつくと合体し、世界の中身もより大きいトンネル側へと吸引される。その勢いを使って空間内部を移動し、こちらの中身を目指すべき元の世界へと近づけるのだ。
その際に殻はトンネル側に吸収され、この世界は今も空を描き出している内膜によって留められるだけのやや不安定な状態に陥ってしまうが、そこは仕方ない。
そして第二段階。
その状態でトンネル内を移動し、極限まで元の世界と近づいたら――同じ要領で今度は、向こうの世界と隔てられた次元の穴を開く。
そうすれば、また中身が自動的にあちら側へ吸収され、ふたつの世界が統合。無事私たちは、元いた世界で暮らせることになるというわけ。その際に開いたままになる穴も、トンネル側の外殻が萎むことでどこかのタイミングで閉じるだろう、ということだった。
世界移動の大まかな流れは以上。
それを実現するための準備は、急速に整えられてゆき――。
ルシエさんの話によるとトンネルの内部には何もないが、そこは殻に包まれた空間同士、世界の内側と同じ性質を持ち合わせているとのこと。泡と同じでくっつくと合体し、世界の中身もより大きいトンネル側へと吸引される。その勢いを使って空間内部を移動し、こちらの中身を目指すべき元の世界へと近づけるのだ。
その際に殻はトンネル側に吸収され、この世界は今も空を描き出している内膜によって留められるだけのやや不安定な状態に陥ってしまうが、そこは仕方ない。
そして第二段階。
その状態でトンネル内を移動し、極限まで元の世界と近づいたら――同じ要領で今度は、向こうの世界と隔てられた次元の穴を開く。
そうすれば、また中身が自動的にあちら側へ吸収され、ふたつの世界が統合。無事私たちは、元いた世界で暮らせることになるというわけ。その際に開いたままになる穴も、トンネル側の外殻が萎むことでどこかのタイミングで閉じるだろう、ということだった。
世界移動の大まかな流れは以上。
それを実現するための準備は、急速に整えられてゆき――。