極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「うう、朝早過ぎ。この後もすぐに訓練かぁ~。聖女の生活がこんな忙しいなんて思ってなかったよ~」
「頑張りましょ。その内慣れるだろうし」

 早くもぐったりなポピアに、孤児院の生活でまだ余裕のある私は苦笑い。
 どうやら、向こうでは普通だった朝五時起きの田舎暮らしと、聖都での生活は根本的に時間の流れが異なるらしい。私としては、あんな額の支度金に見習いでも最低限のお給金、豪華な食事に寝床付きとくれば、文句を言う余地もない。

 未だこっくりこっくりしてるポピアを引き連れ、私は広大な大聖堂を早足で行き来していった。ちなみに大半の先輩方がこの時間すでに身支度を整えていて、立派なものだと感心するばかり。

 でもって、隣のポピアは……。

「だわっ! あぁ、寝ぼけてお水こぼしちゃった! 拭かなきゃ」
「あ~もう、手伝うよほら」

 結構おっちょこちょいなところがあるというか……色々と構ってあげないといけない子なのではないかと直感する。
 この子と同室だと、孤児院で子供たちの世話を焼いてた頃と、あんまり変わらないかも。まあ退屈だけはしなさそうだと、ポジティブに考えるようにしよっと。
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