極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
 くるりと背中を向けると、「ただいま」――そう言い残し。

 永き時を刻んだこの大地と共に、ずっと私たちを見守ってくれていた原初の聖女の姿が。

 家族に迎えられたかのように、陽光の中へと溶けていく……。


 ――しばらくの間、私たちは誰も口を利かなかった。

 言い尽くせない感慨が、胸いっぱいに広がって。ただただ大きなこの世界の空気を吸って、吐いて……ちょっとずつ馴染むだけで精一杯。

 でも、いつまでもそうしてはいられない。
 ひとり……またひとりと立ち上がると、清々しい表情でそれぞれの功績を称え合う。

 力を使い尽くしてぐったりとその場に倒れ込むメナに、介抱するルイーゼ様。
 いつの間にか仲良くなった様子のポピアとデュリス殿下を微笑ましく見守る国王夫妻。
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