極貧孤児に転生したので、親を探して文句を言おうと思う
「あっ! そういえばお聞きしたいことが。そのぅ……聖女ってまとまったお休みって取れないんですか? 週に二度の休暇日だけじゃ、あまりに大変というか……その、ね?」
「あなたねぇ……。まあいいです、聖女会では基本不要不急の外出や休暇は認められていません。代わりに半期ごとに、自らの実績に応じた査定を受けた後、階級ごとに交代で二週間の休養期間に入ります。長期の私用があればその時期に合わせるのがよいでしょう」
心構えを説かれた直後にポピアがズレたことを聞いても、呆れ半分で答えてくれるくらいには、優しい。
「わーい、お休みあるんだって。よかったねシーリ」
「ったく、この能天気娘。すみません班長」
「まったく、この時期にそんなことを聞いて来たのはここ数年であなたくらいですよ?」
こっちの手を取り飛び跳ねるポピアを嗜める班長。だがその瞳には弟妹を案じるような柔らかな光が宿る。きっとこの人なら、私たちに何かあっても悪いようにはしないだろう。
「何ですかその目は。では水配も終わりのようですし、そろそろあなたたちも戻りなさい。本日の訓練も真面目に受けるように、ああそれと……」
尊敬の眼差しで見つめると、バツの悪そうな顔でこちらを追い払う彼女。
だが途中で、ふと手を止め私だけを呼び止めてきた。
「あなたねぇ……。まあいいです、聖女会では基本不要不急の外出や休暇は認められていません。代わりに半期ごとに、自らの実績に応じた査定を受けた後、階級ごとに交代で二週間の休養期間に入ります。長期の私用があればその時期に合わせるのがよいでしょう」
心構えを説かれた直後にポピアがズレたことを聞いても、呆れ半分で答えてくれるくらいには、優しい。
「わーい、お休みあるんだって。よかったねシーリ」
「ったく、この能天気娘。すみません班長」
「まったく、この時期にそんなことを聞いて来たのはここ数年であなたくらいですよ?」
こっちの手を取り飛び跳ねるポピアを嗜める班長。だがその瞳には弟妹を案じるような柔らかな光が宿る。きっとこの人なら、私たちに何かあっても悪いようにはしないだろう。
「何ですかその目は。では水配も終わりのようですし、そろそろあなたたちも戻りなさい。本日の訓練も真面目に受けるように、ああそれと……」
尊敬の眼差しで見つめると、バツの悪そうな顔でこちらを追い払う彼女。
だが途中で、ふと手を止め私だけを呼び止めてきた。